次世代蓄電池の一つとして期待されるナトリウムイオン電池 (NaiB)を巡り、中国電池メーカーの動きが活発化している。淮海控股集団はこのほど、江蘇省徐州市でナトリウムイオン電池車両の生産拡大プロジェクトを始動した。始動式において、同社の安継文会長は、同グループが電動自転車、オートバイ、専用車両などの分野で長年にわたって蓄積してきた知的財産権の実用化への努力を強調し、このプロジェクトがその成果の一つであることを説明した。
安会長によると、今回のプロジェクトは、年間生産額が100億元を超える大型ナトリウムイオン電池車両生産基地の建設を計画していると述べた。さらに、2023年において、淮海控股は316種類の新製品、108項目の新技術を開発した。そして、それらの技術に基づき100件以上の特許出願を行ってきたという。現在までに、同社は26件の特許を保有しており、その中にはアメリカで取得した3件の特許も含まれている。また、60以上の学術論文を発表し、国内初のナトリウム電池産業標準の策定にも関与したほか、4つの企業標準も制定している。
淮海控股集団は、技術革新を加速させることで、製品をすでに120カ国以上に輸出している。これにより、同社は国際市場での競争力を強化し続けている。
出所:中国知識産権資訊網
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