重慶市を拠点とする自動車メーカー、賽力斯集団(セレス・グループ)は、電気自動車(EV)ブランド「問界(AITO)」に関連する商標と44件の意匠を、共同運営パートナーである通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)から25億元で買収することを発表した。このブランドは、両社が2021年に共同開発した新興EVブランドであり、「M5」「M7」「M9」などの車種が市場に打ち出されている。
セレスグループは、元々重慶小康工業集団として知られ、2019年にファーウェイとの協力関係を開始した。2021年には共同で「問界AITO」というEVブランドを立ち上げ、複数の車種を市場に投入している市場に導入している。
セレスの担当者によると、今回買収した44件の意匠には、「AUTOMOBILE/自動車」と記載された意匠/意匠出願が41件、その他の名称の専利/専利出願が3件含まれている。注目すべきは、一部の意匠は海外で出願されており、セレスの国際的な事業展開への意欲がうかがえる。
ファーウェイは、「問界AITO」の関連意匠をセレスに譲渡したものの、引き続き「問界AITO」の製造・販売を支援するとしている。また、ファーウェイは自動車の自社製造には進出せず、独自に開発したコネクテッド技術を活かして、自動車メーカーと連携し、スマートな自動車製品と外出体験の提供に注力する方針であるとしている。
出所:中国知識産権資訊網
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