ポケモン、模倣ゲームの中国企業2社と和解 知財権侵害訴訟で 「ポケットモンスター」のブランドマネジメントを担うポケモン(東京都港区)は2月19日、ゲームアプリ「口袋妖怪:复刻」(別名「口袋之旅」)を運営していた中国企業2社との間で和解が成立したと発表した。ポケモンは2社を含む複数の中国企業を相手取って現地で起こした知的財産権侵害訴訟について、2024年7月の一審判決で勝訴したが、2社が控訴していた。和解は、広東省高級人民法院の調停で2024年12月に成立。2社は現地紙のホームページに謝罪声明を出した。 ポケモンは当該中国企業によるアプリがビデオゲーム「ポケットモンスター」シリーズの知財権を
「ポケットモンスター」のブランドマネジメントを担うポケモン(東京都港区)は2月19日、ゲームアプリ「口袋妖怪:复刻」(別名「口袋之旅」)を運営していた中国企業2社との間で和解が成立したと発表した。ポケモンは2社を含む複数の中国企業を相手取って現地で起こした知財権侵害訴訟について、2024年7月の一審判決で勝訴したが、2社が控訴していた。和解は、広東省高級人民法院の調停で2024年12月に成立。2社は現地紙のホームページに謝罪声明を出した。
ポケモンは当該中国企業によるアプリがビデオゲーム「ポケットモンスター」シリーズの知財権を侵害しているとして2021年12月に広東省深圳市中級人民法院に提訴。2024年7月12日の判決で著作権侵害行為と不正競争防止法違反行為が認定され、勝訴した。被告となった中国企業らには、1社に対し損害賠償金1億700万元(約23.4億円)の支払いが命じられ、その他3社にその一部の連帯賠償責任を負担するよう命じる判決が下された。これに対し、1億700万元の損害賠償を命じられた1社と、連帯賠償を命じられたうちの1社の合わせて2社が控訴していた。
被告企業が発表した謝罪文によると、今回成立した調停には、損害賠償金の支払いも含まれている。
出所:IP Force
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