中国国家知識産権局(CNIPA)はこのほど、特許オープン・ライセンス制度の効率的運用を促進し、特許実用化のモデルとルートを拡大するため、「特許オープン・ライセンス制度実施の全面的な推進に関する通知」を通達した。
特許オープン・ライセンスは、特許権者が、特許の通常実施権のオファーを公開することにより、特許を広く活用できるようにする制度である。これは、中国の「専利法」第4回改正によって導入されたものである。
この「通知」では、特許オープンライセンスの基本概念がさらに明確化された。通知によれば、特許権者はオープン・ライセンスを提供する特許について、ライセンス料とその支払い方法を示し、自発的に専利局にオープン・ライセンス声明を提出する。専利局は、申請された開放ライセンスを公告し、広く社会に周知させる。この制度により、いかなる団体または個人が特許権者に書面で通知し、設定された料金を支払うことで実施許諾を獲得できる。また、全てのライセンシーは公平に扱われる。
通知はさらに、特許権者がオープンライセンス声明を規範的に提出し、ライセンス料を合理的に見積もるよう指導し、情報の開放・共有を強化し、供給と需要のマッチングを促進するなど、多方面から特許オープンライセンス制度の効率的運用を促進するよう求めている。
出所:中国政府網
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