メキシコの国営企業であるPemex及びメキシコ国家炭化水素委員会(Comisión Nacional de Hidrocarburos)は、2016年7月27日にPemexと共同で超深海区域であるTrion Blockの開発を行うオペレーターを募集する入札手続きの入札要領を公表しました。本入札は2016年12月5日の実施が予定されています。入札を希望する民間企業は9月5日までに、本開発に参加する財務的、技術的能力を有することを証明する必要があり、最終的な入札条件等は9月30日に公表される予定です。

なお、本開発はライセンス契約の形式によって行われることが予定されていますが、オペレーターは権益の35乃至45パーセントを取得し、Pemexが最低でも45パーセントの権益を保有することが予定されています。また、PemexはTrion Blockについて、約4億8500万バレルの埋蔵量を有すると推定する一方で、本開発にかかる費用は110億ドル以上と見込んでいます。

本件は近時自由化が進むメキシコにおける資源開発事業に関心のある日本企業等にとって重要な情報であると思われますので、紹介します。

詳細は、Jones Day Alert "Mexico Oil and Gas: Pemex Announces Bidding Process for Trion Block"(オリジナル(英語)版)をご参照ください。

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